鉄皮石斛のご紹介

 *Dendrobium officinale*
 鉄皮石斛(てっぴせっこく)とは? 
 
 
 
 鉄皮石斛(てっぴせっこく)の歴史について
 
 鉄皮石斛歴史は、古くから「九大仙草」の一つに選ばれている非常に貴重な漢方薬です。 
 約2000年以上の漢方歴史をもち、中国では誰ても知られている健康漢方薬、または健康食品になります。


 
 
 
 
鉄  皮  石  斛  
 
 特   徴

1:特 徴

セッコクはラン科の着生植物で、岩の上や大木に生育します。その名称は中国名「石斛」の音読み「セキコク」が詰まったもので、「セッコク」と呼ばれることが一般的です。岩や老木に着生する特性から、古くは「イワグスリ(以波久須利)」とも称され、滋養強壮の薬草として用いられてきました。また、医療の神である少彦名神(すくなびこなのかみ)に由来する「スクナヒコノクスネ(須久奈比古乃久須禰)」という別名も持ちます。

Dendrobium属植物は世界に900種以上が分布し、日本でも中部以南に近縁種が自生しています。生薬「石斛」の原料は、アジアに分布する約30種のセッコク属植物です。美しい花から園芸用としても人気が高く、特に「長生蘭(ちょうせいらん)」として江戸時代から愛好されてきました。野生品の乱獲が問題となったため、現在ではワシントン条約により野生ラン科植物の国際取引が規制されています。

日本では現在あまり馴染みが薄い生薬ですが、中国では古来、高麗人参と並び虚弱体質改善の「高貴薬」として知られています。

2:種類と効能の違い

石斛には「鮮石斛」(新鮮品)と「乾石斛」(乾燥品)があり、品種によっても効能が異なるため注意が必要です。

生鮮石斛:清熱・生津作用が強く、熱病による津液消耗に用います。

乾燥石斛:一般的な陰虚(体の潤い不足)に使用します。

また、品種による特徴は以下の通りです。

鉄皮石斛:茎が円形で外皮は鉄緑色。清熱生津の作用が最も優れています。

金釵石斛(金石斛):茎が扁平で黄緑色。薬効はやや劣ります。

川石斛:四川産。清熱が主で、養胃生津の力は弱めです。

霍山石斛:安徽省・雲南省産。寒性が弱く、老人や虚弱者の津液不足に適し、高価です。

耳環石斛:石斛の嫩尖を加工したもの。生津作用があり寒性が強くないため、茶代わりに用いられます。

漢方における位置づけと利用

石斛は『神農本草経』では上品に分類され、質が硬く根の白いものが良品とされます。

体を潤す「滋陰薬」に分類され、同様の効能を持つ生薬には、沙参、麦門冬、枸杞子などがあります。

主な使用例は以下の通りです。

熱病後の口渇や胃陰虚には、生地黄や麦門冬などと配合します。

陰虚による微熱や焦燥感には、生地黄や玄参、地骨皮などと併用します。

腎陰虚による視力減退や腰膝の疲れには、熟地黄や枸杞子などと組み合わせ、代表的な処方に「石斛夜光丸」があります。

取り扱い上の注意

石斛は体堅質粘(材質が堅く粘性がある)ため、煎じる際は先煎(他の生薬より先に煎じる)が必要です。

斂邪(邪気を閉じ込める)作用があるため、化燥が見られない熱病の初期には使用を避けます。

助湿(湿気を助長する)作用があるため、湿温や湿熱の病証には禁忌です。


 
 
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